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・もともと元気なのです。
    症状があったら健康ではないのか?症状とはなにか?

私たちはもともと元気なのです。
症状や問題が特になくても、たとえあったとしても、元気なのです。
症状があるのに元気?どういうこと?と思われるかもしれません。


いきなり尾籠な話で恐縮ですが、わかりやすい例として、下痢をした時のことを取り
上げてみたいと思います。
下痢は、一つの身体的症状ですが、これは果たして、悪いことなのでしょうか?
多くの場合、体によくないものを取り込んだ、あるいは、その時の体にとって負担のあ
るものを取り込んだ結果として、下痢をします。
ですから、ここで下痢止めなどを飲んでしまうのは、せっかく体がきちんと働いてくれて
いるのにストップをかけてしまうことになります。
いわば体の自己浄化の働きを止めてしまう、実にもったいないことをすることになります。


本当は、悪いものは食べる前に、匂いや感じで、或いは何か変だと気づいて食べない
のが一番良いのです。
しかし、体が鈍っていて欲求がゆがんでいたりすると、つい口にしてしまうのですが、
たとえ、口にしてもそこで変だと気がついて、吐けるのがいいのです。


整った体は、変だというような思考を経ずに、とっさに吐くという反応を起こします。


吐くことができなかった場合は、やむなく、せめて腸から吸収させることなく速やかに
排泄しようとします。
これが下痢ですね。
ですから、下痢というのは、不快な症状ではあるけれども、体が適切に働いてくれて
いる証ともいえるものなのです。


更にそれでも出せなかった場合にもまだチャンスがありますがここでは省略します。
また下痢や各種の症状にもいろんなケースがありますのでなんでも当てはめてしまう
のは危険です。



下痢ばかりではなく、多くの症状にも、このことは当てはまります。


症状や問題があると、どうしても、単に取り除きたいと願いますが、症状というのは、それ
がたとえ最善の選択肢ではなかったとしても、その人がその時の心身にとって、必要な状
態を選んでいる、ということが言えるのです。


それが、ご本人にとって、たとえ困った症状だったとしても、そのこと自体に意味があり、
価値があり、むしろどこかでバランスを取るということから起きていることであって、症状や
問題自身を回復させようとしている姿でもあるのです。
つまり、自己治癒力が発揮されている姿、ともいえます。


ただ、それが、一番ベストなありかたではないかもしれません。






・健康法は必要なのか?

もともと、元気ならば特に健康法などは必要ないのでは?と思われるかもしれません。
何もしなくても自分で調整して健康を回復する力があるのですから。


下痢の例で挙げたように、一見病気と思いがちなことでも、それは体が時に痛みなど
の不快な症状まで出してまで健全に機能している、けなげな姿でもあるのです。
ですから本当は健康法なんて気にしない方がいいのかもしれません。


でも、何かの拍子にバランスを崩している私たちの体や心は、自分のちょっとした工
夫や他からの援助で回復できることも多いのです。
自身の持っているチカラをより、発揮することができるのです。
また、薬の常用などで体を鈍らせてしまっていて、本来の自己治癒力が発揮できなく
なっているときもあります。


こういうとき、自分でできる操体法や自動運動や季節に合った各種の体ほぐし、呼吸
法、温法などを日常に上手く取り入れていくと、良い意味で体が敏感になり、そして
症状もよりスムースに"経過"させることができるようになっていきます。
それが健康を向上させる、ということならば健康法も無駄ではないと思います。



・様々な健康法があります。

また、健康法にも流行のようなものがあって、現在言われていることが、過去に広く
認識されていたことと随分違っていて、一体どうしたらいいのかと混乱して迷ったりしま
うこともあります。
そして、それはどれも間違っているわけではないと思います。
それだけに混乱します。
健康は大切ですが、健康だけのために、ましてや健康法の為に生きてるわけではない
のですから、上手く活用していきたいものです。
 

人の体は各人さまざまですから、本来は人の数だけ健康法はあると言えます。
年齢、生活環境、習慣……etc。
また、同じ人であってもそのときどきによって状態は違います。


ひとつの方法として、季節の変化を積極的に活用していくやりかたがあります。
幸い、日本は四季の変化が顕著でまた鮮やかなので、体が受ける季節の影響というの
も大きいのです。体がひどく弱っている時や抵抗力の弱い乳幼児や高齢者などには、
この影響が負担になってしまうこともあるのですが、多くの人は、季節に合ったケア
を行なうことによって、体が季節の変化に対応していくのを助け、更には季節の変化
を上手く利用して積極的に体を変えていくことができるのです。
季節を問わない基本的なアプローチと組み合わせていくとより有効だと思います。


(⇒西荻窪『ほびっと村』で、ヒプノセラピストの岸さんとおこなっている、
“からだクラブ&こころ”は、そういうことを気楽な形で紹介しています)
*現在はお休み中です。



・他者によるアプローチの意味は

例えて言うと、他者によるアプロ−チの意味とは、
混雑した交差点で、ドライバー同士ではどうしようもなくなった渋滞が、適切な交通
整理によって解消されるようなものです。 
何かの拍子にバランスを崩した心身にとって、他者のちょっとした援助が、流れがス
ムースになるように役立つからです。
川の流れを妨げているその一番の鍵となる障害物を取り除くようなものかもしれません。 


言ってみれば、気のめぐりをよくするとも言えます。

体の内側で、流れの停滞が限界にくると洪水(大病)で一気に解決しようとするとも、
言われていますし、それも自己治癒力の現れなのですが、もうひとつの選択肢として、
『健康法』があると思います。


ことさら気というと、なにやら感じることの難しい微細な世界と思われるかもしれませんが、
私たちの体をその根本で支えているものだと言えます。
各種の臓器や骨格筋肉、また神経系統などの部分部分の集合が人間なのではないので
すから、言わば生きている力そのものが、気、と言えるのでしょう。





  
 
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